北朝鮮が「人工衛星」発射、ソウル市内に一時避難警報

　韓国軍は３１日、北朝鮮が人工衛星と称するものを南方に発射したと明らかにした。

［ソウル　３１日　ロイター］ - 韓国軍は３１日、北朝鮮が人工衛星と称するものを南方に発射したと明らかにした。

韓国の首都ソウルでは午前６時３２分ごろ、避難準備を呼びかける警報が発出され、市内にサイレンが響いたが、韓国政府はその後、ソウル市による警報は誤発信だったと述べた。

北朝鮮は３０日、初の軍事偵察衛星を６月に打ち上げると表明した。米国の軍事活動を監視するためとしている。

国際当局に提供されたデータによると、北朝鮮は発射によりロケットを南方に打ち上げた。破片などが黄海や太平洋に落下する可能性があるという。

米国務省報道官はこれに先立ち、弾道ミサイル技術を用いた発射は複数の国連決議に違反するとの見解を示し、「宇宙打上げ機（ＳＬＶ）は大陸間弾道弾（ＩＣＢＭ）を含む弾道ミサイルに用いる技術と同一、もしくは置き換え可能な技術を組み込んでいる」と述べた。

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