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ロシアが原発周辺からロケット弾攻撃、13人死亡=ウクライナ
ウクライナは、ロシアが占拠したザポロジエ原子力発電所の周辺からロケット弾を発射し、少なくとも13人が死亡、10人が負傷したと明らかにした。写真はロシア側の攻撃を受けたマルハネツの校舎。10日撮影。ウクライナ当局提供(2022年 ロイター)
[キーウ(キエフ) 11日 ロイター] - ウクライナは、ロシアが占拠したザポロジエ原子力発電所の周辺からロケット弾を発射し、少なくとも13人が死亡、10人が負傷したと明らかにした。危険があるためウクライナ側が反撃できないことを知りながら攻撃していると非難した。
ウクライナによると、ロシアが標的にしたのは原発からドニプロ(ドニエプル)川を隔てたマルハネツという町で、ロシアは過去にウクライナが同原発のロシア兵を砲撃するのに使用した町だとしている。
ゼレンスキー大統領は10日、ウクライナ軍はマルハネツへの砲撃に対抗すると表明。同軍によると、ロシアはザポロジエ地方の他の複数の地域も砲撃した。
マルハネツの近くに位置しウクライナが支配しているニコポリの市長はテレグラムへの投稿で、近隣地域が過去1週間ほぼ毎晩、ロシアの砲撃を受けていると語った。
ゼレンスキー大統領はビデオ演説で、同盟諸国により強力な武器の提供を要請。ウクライナと同盟国は「戦争を早期に終わらせるために占領者に最大限の損害を与える方法」を考えなければならないと述べた。