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欧州当局、モデルナのコロナワクチン特許有効と判断 ファイザー側と係争

2024年05月20日(月)13時21分

米製薬大手モデルナは17日、同社が新型コロナウイルスワクチンに使った技術の特許について、欧州特許庁が有効性を支持する決定を下したと発表した。米製薬大手ファイザーおよび独バイオ医薬品企業ビオンテックとの係争における勝利となる。写真は米マサチューセッツ州の同社ロゴでで2022年4月撮影(2024年 ロイター/Brian Snyder)

[17日 ロイター] - 米製薬大手モデルナは17日、同社が新型コロナウイルスワクチンに使った技術の特許について、欧州特許庁が有効性を支持する決定を下したと発表した。米製薬大手ファイザーおよび独バイオ医薬品企業ビオンテックとの係争における勝利となる。

モデルナは2022年、同ワクチンに使われたメッセンジャーRNA(mRNA)技術を模倣したとして、ファイザーとビオンテックを特許侵害で提訴。両社は、モデルナの特許は無効だと主張して反訴していた。

ファイザーはロイターに書面で、欧州特許庁の決定に失望しており、あらゆる法的選択肢を検討し、控訴する可能性もあると表明した。ビオンテックは、「この特許が無効であるという、当社の揺るぎない明確な姿勢」は変わらないとした。

英紙フィナンシャル・タイムズによると、特許庁は16日にこの決定を口頭で伝えた。決定の文書は数カ月中に発行される見通し。

3社はドイツ、オランダ、ベルギー、英国、米国でも特許を巡って係争中。

ロイター
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