ニュース速報
ビジネス

午後3時のドルは小幅安156円前半、持ち高調整 米CPI後の急変警戒

2024年05月15日(水)15時33分

 5月15日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の156円前半で取引されている。写真は1ドル紙幣で、2021年11月撮影(2024年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の156円前半で取引されている。注目度の高い米国の消費者物価指数(CPI)の発表を前に手控えムードが強く、ドルは156円前半から半ばで小動きが続いた。

東京市場のドルは、朝方の156円半ばから前半へ小幅下落した。特段の手掛かりはなかったものの、米CPIの発表を前に「持ち高調整的なドル売りや円買いが見られた」(外銀関係者)という。

前日発表の米卸売物価指数(PPI)が強弱まちまちの内容だったこと、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がインフレの持続性は「まだ分からない」と発言したことなどから、市場ではきょうの米CPIが今後の利下げの行方を大きく左右する可能性があるとして、関心を寄せる声が増えている。

予想を上回った場合は円が急落する公算が大きく、市場の緊張感が高まりやすい面もあるという。「介入警戒感が強いためドル買いは長続きしない」(外銀アナリスト)との見方もあるが「米財務長官が日本の介入にくぎを刺すような発言を繰り返しており、やすやすと実施できる状況ではない」(FX会社)として、ドル買いが勢いづく展開を想定する声も聞かれた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 156.23/156.26 1.0825/1.0829 169.16/169.17

午前9時現在 156.52/156.53 1.0812/1.0816 169.26/169.27

NY午後5時 156.42/156.44 1.0816/1.0820 169.20/169.24

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ平和サミット、90カ国・組織が参加登録 

ワールド

パキスタン首相、モディ氏の首相就任に祝意 

ワールド

プーチン大統領、数週間内に訪朝へ 19日にベトナム

ワールド

防衛装備生産強化に日本の支援必要、DICAS開催で
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナの日本人
特集:ウクライナの日本人
2024年6月11日号(6/ 4発売)

義勇兵、ボランティア、長期の在住者......。銃弾が飛び交う異国に彼らが滞在し続ける理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...? 史上最強の抗酸化物質を多く含むあの魚

  • 2

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっかり」でウクライナのドローン突撃を許し大爆発する映像

  • 3

    カラスは「数を声に出して数えられる」ことが明らかに ヒト以外で確認されたのは初めて

  • 4

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 5

    フランス人記者が見た日本の「離婚後共同親権」が危…

  • 6

    公園で子供を遊ばせていた母親が「危険すぎる瞬間」…

  • 7

    ガスマスクを股間にくくり付けた悪役...常軌を逸した…

  • 8

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕…

  • 9

    ロシア軍が「警戒を弱める」タイミングを狙い撃ち...…

  • 10

    メディアで「大胆すぎる」ショットを披露した米大物…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が34歳の誕生日を愛娘と祝う...公式写真が話題に

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しすぎる...オフィシャル写真初公開

  • 4

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 5

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 6

    カラスは「数を声に出して数えられる」ことが明らか…

  • 7

    「サルミアッキ」猫の秘密...遺伝子変異が生んだ新た…

  • 8

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…

  • 9

    アメリカで話題、意識高い系へのカウンター「贅沢品…

  • 10

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっ…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 4

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 5

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 6

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 7

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 8

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 9

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 10

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中