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仏クレディ・アグリコル、第1半期は55%増益 投資銀行好調

2024年05月03日(金)17時19分

 仏大手銀行クレディ・アグリコルが3日発表した第1・四半期決算は、法人・投資銀行部門が好調だったことから純利益が予想を上回る55%増となった。ナント近郊で2月撮影(2024年 ロイター/Stephane Mahe)

Mathieu Rosemain

[パリ 3日 ロイター] - 仏大手銀行クレディ・アグリコルが3日発表した第1・四半期決算は、法人・投資銀行部門が好調だったことから純利益が予想を上回る55%増となった。

2025年の財務目標を1年前倒しで達成できるとの見通しを示した。目標には年間60億ユーロ以上の実質純利益や、12%以上の有形自己資本利益率(ROTE)が含まれる。

第1・四半期の純利益は19億ユーロ(20億4000万ドル)と、同行が集計したアナリスト予想の14億8000万ユーロを上回った。

収入も11%増の68億1000万ユーロと、アナリスト予想の64億7000万ユーロを上回った。貸倒引当金は4億ユーロで、予想を1億0500万ユーロ下回った。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダのアナリストは顧客向けメモで「事業の勢いが良好で、最近の買収や効率性の改善はプラス要因だ」とする一方、一部事業で利益率が圧迫されていることがマイナス要因と分析した。フランスの小口金融や消費者金融、イタリア事業は営業費用が収入を上回るペースで増加していると指摘した。

総収入の4分の1を占める法人・投資銀行業務の収入は4%増加した。キャッシュマネジメントと企業向けレバレッジドファイナンスが好調だった。債券・為替・商品のトレーディング収入は3%減少した。

ロイター
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