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マイクロソフト、アクティビジョン買収承認しない英当局を非難

米マイクロソフトは30日、ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収を承認しない英規制当局を世界の「異端者」だと非難した。写真は両社のロゴ。2022年1月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)
[ロンドン 30日 ロイター] - 米マイクロソフトは30日、ゲーム大手アクティビジョン・ブリザードの買収を承認しない英規制当局を世界の「異端者」だと非難した。
英競争・市場庁(CMA)は4月、クラウドゲーム市場の競争を阻害するとの理由でこの買収を認めないと発表している。
マイクロソフトは不服を申し立てており、英競争審判所(CAT)の判事は30日、この問題に関する審理が7月下旬に開かれる公算が大きいとの見方を示した。同社の弁護士はCATに対して「審判手続きが迅速に進まなければ、アクティビジョンの統合完了が危うくなる」と訴えた。
その上で弁護士は、欧州連合(EU)欧州委員会など世界の10当局が既に買収を承認していると指摘。「CMAは異端者の立場にあり、この案件を台無しにしかねない不確実性をもたらしているので、手続きのスピードが必要不可欠だ」と述べた。
マイクロソフトは、買収阻止を求めた米連邦取引委員会(FTC)の措置にも異議を申し立てている。