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中国工業部門企業利益、2022年は4%減 コロナ規制影響

2023年01月31日(火)12時28分

 中国国家統計局が31日発表した2022年の工業部門企業利益は、前年から4%減少して8兆4000億元(1兆2400億ドル)だった。写真は宝山鋼鉄の上海工場の生産ライン。昨年9月撮影(2023年 ロイター/Aly Song)

[北京 31日 ロイター] - 中国国家統計局が31日発表した2022年の工業部門企業利益は、前年から4%減少して8兆4000億元(1兆2400億ドル)だった。新型コロナウイルス規制と不動産市場の低迷が影響した。

1─11月の工業部門企業利益は前年同期比3.6%減だった。21年は34.3%増加していた。

統計局は12月単月の数値は公表していない。

12月の鉱工業生産は1.3%増加し、11月の2.2%増から鈍化した。

今年の経済活動は消費や旅行需要の回復に支えられて正常化するとエコノミストは予想している。ただ、海外需要の落ち込みが製造業を圧迫する可能性があるとの指摘もある。

バークレイズのエコノミストは顧客向けノートで、今年の春節(旧正月)休暇に伴う工場の休業について「輸出企業の工場は例年よりも早く休みに入ったり、稼働再開を遅らせたりするところが多かった」と指摘した。

ロイター
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