「天職はブライズメイド」──結婚式から「出会いと人生」を学ぶ、この素敵な仕事について
“I’m a Professional Bridesmaid”
1番目は、本当の友人がいない人だ。そういう人は意外に多い。2番目は、ブライズメイドを頼んだ相手が大失敗だった人。ストレスや不安にさらされていて、味方になって守るプロの力を必要としている。
仕事は1年当たり30~50件引き受けている。多くの場合、最低料金は約2500ドルで、要望によって金額が変わる。
16年には年間50回以上の結婚式をこなしたが、精神的にきつくなり、スタッフを募集し始めた。以来、応募数は計10万件を超えている。
プロのブライズメイドは離職率がとても高い。2~3回務めたら、やりたくなくなる人が大半だ。
華やかなイメージは誤解で、肉体的にも精神的にも疲弊する。結婚式のドタキャン騒ぎもけんかも起きるし、花嫁が飲みすぎて病院に担ぎ込まれることもある。
それでも世界各国の人と出会い、彼らを知るのは大きな喜びだ。愛や人生、文化や友情について素晴らしい教訓を学んだことに感謝している。
この仕事をしていなかったら、あのオーストラリア人カップルやアシュリーのような人たちと知り合えなかった。だからこそ、私はこれからもブライズメイドを続ける。
2024年4月30日/5月7日号(4月23日発売)は「世界が愛した日本アニメ30」特集。ジブリのほか、『鬼滅の刃』『AKIRA』『ドラゴンボール』『千年女優』『君の名は。』……[PLUS]北米を席巻する日本マンガ
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら