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セクシーさと多様性で席巻! リアーナの下着ブランド、リアル店舗オープン

2022年01月17日(月)17時15分
松丸さとみ
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リアーナは世界でもっともリッチな女性ミュージシャンに...... REUTERS/Lisi Niesner

<リアーナのアパレル・ブランド「サベージXフェンティ」は、実店舗オープンを発表し話題になっている>

1月&2月で一気に5店舗

歌手のリアーナは、自身のアパレル・ブランド「サベージXフェンティ」の実店舗をオープンさせることを明らかにした。これまではオンライン店舗のみだったが、実店舗第1号となるラスベガス店を1月22日に開店させる。その後、ロサンゼルス店を同じく1月中にオープンさせた後、2月にヒューストン、フィラデルフィア、ワシントンDCと続く予定だ。

リアーナは、ツイッターインスタグラムなどで、「まったく新しい体験をお届けするよ!」とサベージXフェンティの実店舗オープンを発表した。投稿には、店舗と思われる写真が添付されている。

インスタグラムのコメント欄には、シカゴやニューヨークが入っていなかったことを悲しむ声が見られたが、「シカゴが無視され続けてる」というコメントの返事としてリアーナは、「待っててくれれば、あなたの都市についての予定はそのうち分かるよ」と返信しており、今後も店舗を増やす予定であることや、その中にシカゴが含まれる可能性がうかがえる。

近年はEコマースが主流になっているうえ、新型コロナウイルスのオミクロン株が猛威を奮っているため、このタイミングでの実店舗オープンは難しいと考えるのが普通だ。しかしサベージXフェンティの実店舗オープンを報じた小売専門のメディア「リテールダイブ」は一般論として、商品が配送されてから到着するまで待ちきれない顧客などから実店舗の人気は高く、マーケティングの重要なツールだと指摘している。


ビクトリアズ・シークレットを抑えてランジェリー市場トップへ?

サベージXフェンティは、リアーナが2017年に立ち上げたコスメ・ブランド「フェンティ・ビューティー」に続き、翌2018年に始めたランジェリー・ブランドだ。「インクルーシブ」と「ダイバーシティ」をうたっており、あらゆる体型、肌の色、ジェンダー、バックグラウンドの人向けのランジェリーを展開している。

それまで欧米のランジェリー・ブランドといえば、「ビクトリアズ・シークレット」が一人勝ち状態だった。細身で背が高く手足の長い、主に白人の「エンジェル」と呼ばれるモデルが看板となり人気を誇った。

ところが、ソーシャルメディアの登場とともに加速した「ボディ・ポジティブ」(社会的に定義された美が何であれ、どんな体型でも自分の体をポジティブに受け入れる)のムーブメントに乗って、リアーナのサベージXフェンティが登場する。ビクトリアズ・シークレットとは真逆の方針を打ち出したブランドだ(なお、この流れを受けてビクトリアズ・シークレットも2021年、ブランドイメージを刷新してエンジェルを廃止している)。

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