小学生の使用も欧米では普通!? 低用量ピルを試す受験生が日本にも
2018年08月10日(金)14時10分
それら副作用のことも承知の上で敢えて使用するとしたら、受験生なら本番直前ではなく、半年前のこの夏休みから慣らしておきたいと考える母親もいる、というわけだ。副作用がどう表れるかは人それぞれで、逆にパフォーマンスが落ちるケースがあることも忘れてはならない。
欧米で若年層が低用量ピルを使用する理由
一方で、欧米先進国では小学生の低用量ピルの使用が増えているという。とはいえ、日本とは事情が異なる。月経困難症への対処目的もあるだろうが、避妊のためという目的がほとんどだ。
ちなみに、ドイツやイギリスでは10代の女性への低用量ピルの処方は無料だという。それだけ国が安全だと認めているということだろう。
逆に日本の場合は、ピルを内服する人は大人であっても少数で、副作用を恐れて普及が進まないのが現実だ。
ピルによって受けられる恩恵はある。医師にもピル推進派、反対派がいるようだが、両方の声を冷静に聞き、分析した方がいい時期に来ているのかもしれない。