モジタバの最高指導者就任は国民への「最大の侮辱」...イランで続く弾圧と世襲の闇
IRAN CROWNS DESPAIR
17年が過ぎた今、国民が恐れていた事態が現実になった。SNSには、弾圧がさらに厳しくなるのではないかという懸念が広がっている。多くの国民にとって、モジタバは安定をもたらす人物ではない。むしろイランの最も閉鎖的で懲罰的、しかも世襲的な体制の象徴とみられている。
10年代初め以降、イランのナンバー2と見なされてきたモジタバは、亡き父と同じ考え方を持つ。シーア派を中心としたイスラム共同体の形成を掲げ、父と同様にアメリカやイスラエルには強い敵意を抱き、「抵抗の枢軸」を支持する。そして、統治の主要な手段は強制力だという信念を共有している。
権力のそばで影響力を獲得
モジタバの選出はイラン社会、中東地域、そして国際社会に対し、イランはもはや自らを刷新するふりすらしていないという明確なメッセージとなる。それは強硬路線の継続、閉鎖的な体制の維持、そして聖職者の権威と治安・軍事機構とのさらなる融合を図るという意思表明だ。
イラン革命防衛隊がモジタバを支持している理由もそこにある。ロイター通信によれば、モジタバは長年、革命防衛隊や父を取り巻く政治的ネットワークと強い結び付きを維持してきた。





