最新記事

イギリス

エリザベス英女王が90歳に、祝賀行事開催される

即位から64年の今日も数多くの公務をこなす女王に圧倒的な支持の声

2016年4月21日(木)19時08分

4月21日、英国のエリザベス女王が90歳の誕生日を迎えた。写真は孫やひ孫に囲まれる女王。提供写真(2016年 ロイター/c2016 Annie Leibovitz)

 英国のエリザベス女王が21日、90歳の誕生日を迎えた。即位から64年が経過した現在でも数多くの公務をこなし、関心が衰えることはない。

 エリザベス女王は1926年4月21日、ロンドン中心部のブルートン・ストリートで生まれた。通常は誕生日を祝う大きなイベントは行われないが、90歳となる今年は多くの祝賀行事が予定されている。21日にはハイド・パークやロンドン塔で祝砲が鳴らされ、議会の建物は国旗の色である赤、白、青にライトアップされる。また5月と6月にも大規模な行事が計画されている。

【関連記事】[写真特集]エリザベス女王63年間いろいろありました

 誕生日に合わせて、孫やひ孫と一緒にウィンザー城で撮影された写真も公開された。ウィリアム王子とキャサリン妃の子どもであるジョージ王子とシャーロット王女も映っている。

 イプソスモリの世論調査によると、エリザベス女王に引き続き在位してほしいとの回答は70%で、退任すべきとの回答の21%を大幅に上回った。またロンドン・イブニング・スタンダード紙向けのBMGによる調査では、女王に好意的な英国民は66%に上り、否定的な意見を持つ国民は10%にとどまった。

 女王の在位期間は昨年、同国王室で最長記録を更新した。

  

[ロンドン 21日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

ソロモン諸島の地方選、中国批判の前州首相が再選

ワールド

韓国首相、医学部定員増計画の調整表明 混乱収拾目指

ワールド

イスラエルがイラン攻撃と関係筋、イスファハン上空に

ワールド

ガザで子どもの遺体抱く女性、世界報道写真大賞 ロイ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 3

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 4

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 5

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 6

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 7

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 8

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 9

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 10

    日本の護衛艦「かが」空母化は「本来の役割を変える…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中