最新記事

サービス

ピアノを習うなら、ネットでプライベートレッスンを

キーボードとPCさえあれば24時間いつでも受けられ、自分の演奏を録音して繰り返し練習することもできる

2016年3月21日(月)07時39分
Social Design News

習い事革命 近くの教室を探して通う手間が要らず、プレミアムコースでも月額9.95ドルと金銭的負担も軽い Skoove-YouTube

 趣味の定番と言えば、読書にカラオケに釣り......そして何と言っても「楽器」だろう。しかし、習うまでのハードルは意外と高い。

 学ぶ時間はもちろん、教室を選ぶ手間に、通う移動時間、また先生との相性......そして、月謝だってそれなりにする。

「Skoove」は、そんな"壁"に挑むピアノレッスンサービスだ。アプリを起動し、PCとMIDIキーボードを接続。最新のヒット曲からクラシックまで、自分の好きな曲を選択し、ミニマムステップから練習を開始できる。

sdn160321-b.jpg

こんなふうにオンラインプライベートレッスンを受けられる。Skooveによれば、スマホアプリも準備中 Skoove-YouTube

 また自身の演奏は録音され、改善点や課題を意識しながら繰り返し学習ができる。まさにオンラインプライベートレッスンを、いつでもどこでもアプリ経由で受けられることを意味する。特定のレッスンは無料、フルアクセスできるプレミアムコースは月額9.95ドル。安いだけでなく、いつでも気軽に辞めることができるのもメリットだろう。

 さて、これはどんなトレンドを表しているかというと、人間の行動学習の支援におけるイノベーションである。これからは単なるインプットではなく、アウトプットを緻密にフォローしていくサービスが増え、支持を受ける。

【参考記事】洗練されたプレゼン資料を簡単に作れるスライドライブラリー

 ピアノレッスンだけでなく、文章だって同じようなサービスを考えていけるだろう。どこをどう表現できる可能性があるか?を自動、かつリアルタイムで提案してくれるようなサービスがあれば、使いたい!という人は少なくないはず。もちろん、提案の背景にあるビッグデータは、ジャーナリストや評論家、編集者、また日本最高峰の文士たちの歴史的文章だ。

 インプット支援からアウトプット支援へ。時代は、行動の価値を最上位に据える。


※当記事はSocial Design Newsの提供記事です
sdnlogo200.jpg


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

IMFが貸付政策改革、債務交渉中でも危機国支援へ

ワールド

米国務長官が近く訪中へ、「歓迎」と中国外務省

ビジネス

IMF、スリランカと債券保有者の協議を支援する用意

ワールド

EU諸国、ミサイル迎撃システムをウクライナに送るべ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画って必要なの?

  • 3

    【画像】【動画】ヨルダン王室が人類を救う? 慈悲深くも「勇ましい」空軍のサルマ王女

  • 4

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 5

    パリ五輪は、オリンピックの歴史上最悪の悲劇「1972…

  • 6

    人類史上最速の人口減少国・韓国...状況を好転させる…

  • 7

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 8

    ヨルダン王女、イランの無人機5機を撃墜して人類への…

  • 9

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 10

    アメリカ製ドローンはウクライナで役に立たなかった

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 7

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 8

    「もしカップメンだけで生活したら...」生物学者と料…

  • 9

    温泉じゃなく銭湯! 外国人も魅了する銭湯という日本…

  • 10

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    巨匠コンビによる「戦争観が古すぎる」ドラマ『マス…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中