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ジュエリー界が注目! 世界最大手がミレニアル向けで勝負に

2018年6月8日(金)16時30分
松岡由希子

結晶の純度を人工的に制御することで、ダイヤモンドの新たな用途も開かれている。

たとえば、原子の不純物を、結晶内で隣接する原子から干渉されない光の粒子を生成する"松明"として利用し、量子コンピュータの情報保存の仕組みに応用することが考えられる。また、ホウ素の不純物は、電気を通すダイヤモンドの生成に活用でき、シリコンや金属に代わる素材となりうるという。

"ミレニアル世代"向けに手ごろな価格帯で展開

「ライトボックス」では、「エレメント・シックス」などを通じて長年培った合成ダイヤモンドの製造手法やノウハウをジュエリーに応用し、1981年から2000年までに生まれた、いわゆる"ミレニアル世代"を主なターゲットに、0.25カラットで200ドル(約2万2000円)から1カラットで800ドル(約8万8000円)までの手ごろな価格帯でイヤリングやネックレスなどのジュエリーを展開する方針だ。

また、その生産拠点として、英国にある「エレメント・シックス」の既設工場に加え、今後4年間で総額9400万ドル(約103億円)を投資して米オレゴン州ポートランドに生産工場を新設し、年間50万カラット規模の合成ダイヤモンドの生産体制を構築する計画を明らかにしている。

合成ダイヤモンドを手がけるジュエリー企業としては、俳優のレオナルド・ディカプリオも出資者として名を連ねる米サンフランシスコの「ダイヤモンド・ファウンドリー」などが先行しているが、老舗のデビアスグループがこの分野に参入することで、市場競争もさらに激しくなりそうだ。


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