コラム

嘘の研究者が教える、嘘の見抜き方/mere(単なる)

2017年09月21日(木)17時41分
嘘の研究者が教える、嘘の見抜き方/mere(単なる)

www.ted.comより

【今週のTED Talk動画】
How to spot a liar
https://www.ted.com/talks/pamela_meyer_how_to_spot_a_liar

登壇者:パメラ・マイヤー

このTEDトークでは、嘘の研究者であるパメラ・マイヤー氏が、我々の日常生活の中でどれほど頻繁に嘘が起こっているかについて驚くべき数字を紹介している。それを聞けば誰もが、周りの人々の発言が真実かどうかを見極める方法をきっと知りたくなるだろう。マイヤー氏はその方法について、徹底的に解説してくれる。

また、ビル・クリントン大統領、バラク・オバマ大統領、ジョン・エトワーズ大統領候補、そして有罪判決を受けた殺人犯の動画や写真を用いて、どのような非言語的サインに気が付けばいいかについて彼女は説明している。相手の唇の片端が上がったり、足が出口の方向に置かれていたり、声が低くなっていたりしていると、嘘のサインである可能性が高いという。

こういった情報は公私においてもきっと役に立つので、誰でも知っておきたいのではないだろうか。

キーフレーズ解説

Mere
単なる~
(動画1:23より)

Mereは基本的に、少数であることを示します。「ほんの少し」や「たった」の意味を持ちます。その一方で「単なる」という別の意味を示す時もあり、形容詞として、それを修飾する名詞が「大したものではない」ことを伝えるために使われます。このTEDトークでマイヤー氏は、by its mere utterance(単に発言されたことだけでは)嘘は何もパワーを持っていない、と言っています。

ここでいくつかこの表現を用いた例を紹介します:

●The mere fact of my existence seemed to annoy him.
(単に私の存在だけでも彼にとっては苛立つものだったようでした)

●He is only a mere mortal, so there is only so much he can do.
(彼は普通の人間に過ぎないので、彼ができることには限界があります)

●Mere words cannot give voice to such suffering, but we have a shared responsibility to look directly into the eye of history and ask what we must do differently to curb such suffering again.
(単なる言葉では、このような苦しみを表現できません。しかし私たちは歴史を真っ向から見据え、このような苦しみが二度と起きないようにするために、どのように行動を変えなければならないのかを問う責任を共有しています。〔2016年5月28日の広島平和記念公園におけるバラク・オバマ米大統領の演説からの引用〕)

プロフィール

ロッシェル・カップ

Rochelle Kopp 異文化コミュニケ−ション、グローバル人材育成、そして人事管理を専門とする経営コンサルタント。日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートするジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社の創立者兼社長。イェ−ル大学歴史学部卒業、シガゴ大学経営大学院修了(MBA)。『シリコンバレーの英語――スタートアップ天国のしくみ』(IBC出版)、『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』(クロスメディア・パブリッシング)、『反省しないアメリカ人をあつかう方法34』(アルク)など著書多数。最新刊は『日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法』(共著、クロスメディア・パブリッシング)。

ニュース速報

ビジネス

米ゼロックス、第3四半期利益が予想上回る 株価上昇

ビジネス

マクドナルド、第3四半期は海外好調で米の鈍化補う 

ビジネス

欧州委、イタリア予算案を拒否 3週間以内の再提出求

ワールド

シリアで拘束とみられる安田さん解放か、政府が確認中

MAGAZINE

特集:ケント・ギルバート現象

2018-10・30号(10/23発売)

人気の「外タレ」からヒット連発の保守論客へ── 「ケント本」ブームの背景にある日本の断層線

人気ランキング

  • 1

    ここまで分かった「学習」の科学 繰り返し読む、蛍光ペンでマーク...意味ある?

  • 2

    アルコールとがんの関係が明らかに DNAを損傷、二度と戻らない状態に

  • 3

    9割の食塩にプラスチック片、成人1人当たり年間2000個が体内に

  • 4

    背景には「中国製造2025」──習近平による人民の対日…

  • 5

    子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を…

  • 6

    全長7mの巨大ヘビが女性を丸のみ インドネシア、…

  • 7

    心肺停止後、5分は意識がある!? 最新の脳神経学で…

  • 8

    ドイツで潰えたグリーン電力の夢

  • 9

    世界で昆虫が急速に減少していることがわかった──プ…

  • 10

    「ありえないほどかわいい」羊に世界中から引き合い…

  • 1

    子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査

  • 2

    ムスリム世界が「同胞」ウイグルの悲劇を無視する訳

  • 3

    アルコールとがんの関係が明らかに DNAを損傷、二度と戻らない状態に

  • 4

    小説『ロリータ』のモデルとなった、実在した少女の…

  • 5

    ドイツで潰えたグリーン電力の夢

  • 6

    心肺停止後、5分は意識がある!? 最新の脳神経学で…

  • 7

    「深圳すごい、日本負けた」の嘘──中国の日本人経営…

  • 8

    現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て…

  • 9

    宇宙からのメッセージ!? 11光年先の惑星から謎の信号

  • 10

    ここまで分かった「学習」の科学 繰り返し読む、蛍…

  • 1

    「売春島」三重県にあった日本最後の「桃源郷」はいま......

  • 2

    子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査

  • 3

    日本の空港スタッフのショッキングな動画が拡散

  • 4

    ペンギンの同性カップル、両親からひなを誘拐

  • 5

    発見した研究者が我を忘れるほど美しい、新種の魚「…

  • 6

    「ありえないほどかわいい」羊に世界中から引き合い…

  • 7

    小説『ロリータ』のモデルとなった、実在した少女の…

  • 8

    「深圳すごい、日本負けた」の嘘──中国の日本人経営…

  • 9

    韓国を訪れる日本人観光客、再訪率は高いが満足度は…

  • 10

    現代だからこそ! 5歳で迷子になった女性が13年経て…

資産運用特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
デジタル/プリントメディア広告営業部員を募集
「♯レゴのすべて」投稿キャンペーン
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版

ニューズウィーク日本版特別編集 レゴのすべて

絶賛発売中!