プレスリリース

香川県発・古い蔵を活かした福祉施設開設に伴う古民家改修プロジェクトをクラウドファンディングにて公開

2021年12月06日(月)15時15分
特定非営利活動法人あおぞら(所在地:香川県仲多度郡多度津町、代表理事:氏家 しげみ、以下 NPO法人あおぞら)は、古民家を活かした新しい福祉拠点で町を盛り上げるため、古民家改修のための資金を募集すべくクラウドファンディングサービス「READYFOR」にてプロジェクトを公開いたしました。本プロジェクトは2022年1月7日(金)まで実施します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/288766/LL_img_288766_1.jpg
2017年、112年続く古い屋号と共に古民家(旧商人宅)を受け継ぎ、「お惣菜処てつや」を開業

1.地域に愛される介護事業所を目指して
NPO法人あおぞらは、2004年9月1日に介護事業所開設を目的に設立。同年10月より訪問介護事業あおぞら、2013年2月より通所介護事業を新設、その後2017年4月より地域密着型通所介護(ゆず)へ移行し現在に至ります。15年以上にわたって培ってきた高齢者福祉のノウハウを活かし、職員一同、常にその能力向上に努めています。


2.まちづくり事業スタート
奈良県から多度津町へ移住し、現在、藝術喫茶清水温泉(店主)として活躍する日高氏を担当理事に迎え、本格的な「まちづくり事業」がスタートいたしました。

高齢者世帯の増加と過疎化の進行に伴い、地域で身近に飲食を利用したり、お惣菜を買い求めることが困難になり始めた2017年10月、NPO法人あおぞらは、112年続く古い屋号と共に古民家(旧商人宅)を受け継ぎ、「お惣菜処てつや」を開業いたしました。
ここでは地産地消の料理の提供のほか、お惣菜やお弁当、生鮮食品や加工食品を販売しており、地域の皆様から大変喜ばれ、県外からも多くのお客様にご来店いただいております。

NPO法人あおぞらは、この古民家食堂「お惣菜処てつや」を拠点にまちづくり事業を本格化させ、地域の景観整備や、町の賑わいづくりの事業に日々挑戦しております。

平成30年度(2018年)香川県「住民参加による中心市街地活性化支援採択事業」では、桜の名所「桃陵公園」から日本遺産「白鬚神社」を経由し数多くの古民家を擁する多度津町本通に至る、散策がテーマの小径整備事業で通りの賑わいを取り戻すプロジェクトを実施いたしました。
また、令和元年度(2019年)中小企業庁「創業支援等事業者補助金採択事業」では、芸術からのアプローチで地域での新しい創業を促進する取り組みへの支援活動を実施いたしました。

福祉事業とまちづくり事業は一見すると全く接点の見えない二つの事業もように見えますが、地域を元気にしていくことと地域の住まわれる方々の福祉レベルを上げていくことは決して無関係ではありません。NPO法人あおぞらは、福祉とまちづくりを別々のものとは考えず、車輪の両輪と捉え、相互によき影響を与えていく地域福祉の実践に尽力して参りました。
そして、この度、江戸時代から続く旧家に眠る歴史的遺産を保管してきた蔵を改修し、複合型福祉施設の開所を目指すことにいたしました。地域の賑わいづくりは、地域の福祉レベル向上と密接にかかわっているからです。


3.プロジェクトを立ち上げたきっかけ
NPO法人あおぞらが運営する古民家食堂「お惣菜処てつや」は、旧金毘羅街道界隈に散在する歴史ある古民家の一つです。古民家を拠点にした地域活動も1年以上続くコロナ禍の影響を受け困難を極めており、前に進むためには問題が山積みです。しかしそれに怯えるのではなく、新しい挑戦をもって困難を乗り越えたいと考えています。

そこで、新しい地域対策として、訪問介護事業及びデイケアサービスで培ったノウハウで、古民家の蔵を活かした新しい複合型福祉施設建設を目指すことにいたしました。
福祉の理念を基本に、高齢化が進む地域社会で健康維持・生活習慣病予防等、元気な人づくりで元気溢れるまちづくりを進めたいと計画しています。お年寄りと元気なお子様たちの世代をこえた交流も福祉と地域づくりの実践になると思います。

予想以上に長引きそうなコロナ禍の先に見る未来を見据え、古民家の保存、地域福祉の増進、歴史的景観の立ち並ぶ通りの賑わいの創出等々、総合的な地域振興を目指す複合型福祉施設建設へのご協力・ご支援のほど、心よりお願い申し上げます。


4.プロジェクトで、実現したいこと
それは、古い蔵を活用した多目的福祉施設開設に必要な補完工事の実現です。
今回のプロジェクトを通して、支援者の方々と共に建物の修復が実現した際には、以下7つのミッションを実現していく予定です。

(1)社会参加
障害者、高齢者の方へコミュニケーションスペースの提供
(2)地域交流サポート
年齢問わず子供から高齢者への交流の場
(3)老若男女の行き交う多目的空間づくり
自分の特技や趣味などを共有、つながりの再生
(4)ピアサポート居場所づくり
悩まれる方へのサポート
(5)高齢者の居場所づくり
デイサービスなど様々なレクリエーションの提供
(6)古民家食堂にて飲食の提供
地元の特産物を使用し提供する
(7)旧金毘羅街道界隈に散在する歴史ある古民家の地名度向上
県内外から移住など受け入れ


商店街で年々過疎化が進み、現在は商店街もなくなり人口もかなり減りました。その一角に「旧商人宅で112年」の歴史を持つ古民家があり、刀などを作ったり保管していた蔵もあります。

本プロジェクトは、人口減少が続く中で、地域に根差す私たちの手で、この街を未来へと継承をしていこうと立ち上げました。
当該クラウドファウンディグは、READYFOR株式会社によって運営されているクラウドファンディングサービス「READYFOR」を利用し、支援を募っています、
高齢化が進む地域社会で健康維持・生活習慣病予防等、元気な人づくりで元気溢れるまちづくりを地域の皆さんと共に!進めてまいります。


■プロジェクト概要
香川県|古い蔵を活かした福祉施設開設に伴う古民家改修へのご支援を!
開催期間 : 2022年1月7日(金)午後11:00まで
プロジェクト実行責任者: 氏家 しげみ
URL https://readyfor.jp/projects/tetsuya_2021

<リターン>
歴史ある商人旧宅の蔵で保管されていた「ガラスのかんざし」「金属のかんざし」「木製そろばん」「木製駒」「ツゲの櫛」、古民家食堂 お惣菜処てつやで使える「未来きっぷ」。
※金額により、いずれかのお品物になります。詳細はREADYFORのプロジェクトページをご確認ください。


■特定非営利活動法人あおぞら
所在地: 〒764-0011 香川県仲多度郡多度津町栄町2丁目4番10号
URL : https://www.aozora-kagawa.or.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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