プレスリリース

<未来の食卓 第一回ビジネスフォーラム>未来の食卓が目指す事業目的を説明~プロフェッショナルが「食」で抱える課題を議論~

2021年12月02日(木)18時00分
一般社団法人未来の食卓(所在地:東京都港区西新橋、代表理事:山田 まさる、以下:未来の食卓)は、2021年11月1日より、日本全国で約54,000社を超えると言われる各地の食品メーカーの中から、「原材料へのこだわり」「優れた加工技術」「持続的成長(サステナビリティ)への取り組み」を有する優れたパートナー企業と共同して、新商品、新市場の開拓に取り組む事業を開始いたしました。

URL: https://fta.or.jp


この度、事業開始にあたって事業説明会及び、パネルディスカッションを11月25日(木)15:00~16:00にオンラインにて開催いたしました。事業説明会では、未来の食卓が考える、チームマーケティングやアワード事業、SDGsなどの社会課題や市場テーマごとの取り組みなどについて、山田まさる代表理事より詳細をご説明いたしました。また、和食料亭 菊乃井の村田吉弘氏を中心とする未来の食卓アワード実行委員会メンバーによる、日本の食卓に関わる課題や潮流についてのパネルディスカッションを行い、それぞれのこれまでの知見や経験から、食や家事、販売環境が抱える課題や今後のアワードで目指したい指針について語っていただきました。下記にて概要をご報告させていただきます。


■事業発表
◇山田まさる氏(未来の食卓 代表理事)
未来の食卓が掲げる2つの目的として、「全国の優れた食品メーカーをネットワークしチームマーケティングを実現すること」、「SDGsなどの社会課題に取り組むメーカーに焦点をあてた販売促進活動を行うこと」などを発表。具体的な方法として、実売データを中心とした確かな市場データを基に勝てるニッチ市場の発掘や創造を目指します。さらに来年2月に全国の優れた加工食品(瓶詰め・缶詰・レトルト食品)を選出する「未来の食卓アワード」を開催することを発表した。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/288568/LL_img_288568_1.jpg
事業説明

<パネルディスカッション>
◇村田吉弘氏(一般社団法人全日本・食学会理事長、菊乃井店主)
和食が世界遺産に選ばれてから、大学などで食学科などの創立が進んでおり、食に関しての関心が高まっている。未来の食に関しての課題、懸念事項として、人口減少、高年齢化が進む日本では国際競争力が劣り、食料自給率が下がる。50年後未来の子供たちが飢える時代が来る、それを防ぐためには第一次産業を発展させるなど、現時点でできる政策を今取り組まなければならないと語った。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/288568/LL_img_288568_2.jpg
パネルディスカッション/村田吉弘氏

◇和田幸子氏(株式会社タスカジ代表取締役)
タスカジとは家事代行のマッチングプラットフォームで、9万人に利用いただいている。もともとは掃除をメインとしていたが、料理の作り置きサービスを実施したところ大人気となり、今では掃除と並んで、料理も同等数の利用がある状況。食の課題としてSDGsなど、食品ロスをなくすという意識の高まりの中で、冷蔵庫の中の食品を無駄なく使いきって料理を作るサービスが人気で、安心材料の一つとなっていると、現在の食卓事情を説明した。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/288568/LL_img_288568_3.jpg
パネルディスカッション/和田幸子氏

◇上田伸氏(未病ケアソリューションズ株式会社 代表取締役)
日本郵政に在籍時、30年ほど前に郵便局が地域の活性化に役立てないかということで、地域の生産者の方々の販路として、郵便局を販売チャンネルとして利用してもらうシステムを構築。現在は郵便局の物販サービスとして、4,000以上の個人、法人のサプライヤー、1万以上のコンテンツがカタログとして展開されており、産直の通販としては郵便局は隠れた日本一の規模を誇る。今後の課題としては、サプライヤー、消費者の悩み事、困りごとをしっかりとらえて、未来の食卓がマッチングプラットフォームとして機能する方向性が求められてくると語った。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/288568/LL_img_288568_4.jpg
パネルディスカッション/上田伸氏

◇"未来の食卓アワード"について
必要な方に必要なものを届けるマッチングサイト、そのチャンネルをどうするのか、また保存、運搬技術はあっても、生産、運搬、保管の段階でうまくいかされておらず、食品ロス、SDGsなどさまざまな問題がある。保管がきく、缶詰、瓶詰、レトルトなどが添加物が少なく安心・安全に美味しく利用できれば家庭の食卓事情が変わり、食品ロスに関しても保管期間が長くなれば気にすることなく、また料理が苦手なひとでも食卓の準備をすることができる。そういった1つ1つこだわった食を製造している企業を表彰するアワードを開催していく方向を議論した。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/288568/LL_img_288568_5.jpg
パネルディスカッション

■実施概要
イベント名:未来の食卓 第1回ビジネスフォーラム
~「未来の食卓」事業説明会およびパネルディスカッション~
日時 :2021年11月25日(木)15:00~16:00
会場 :オンライン(Zoom)
ゲスト :村田吉弘氏(和食料亭 菊乃井 3代目主人/全日本・食学会 理事長)
上田伸氏(未病ケアソリューションズ株式会社 代表取締役/
元日本郵便株式会社 執行役員副社長)
和田幸子氏(株式会社タスカジ 代表取締役)
山田まさる氏(一般社団法人未来の食卓 代表理事)


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は大幅反落、1000円超安で今年最大の下げ

ワールド

中国、ロシアに軍民両用製品供給の兆候=欧州委高官

ワールド

名門ケネディ家の多数がバイデン氏支持表明、無所属候

ワールド

IAEA、イラン核施設に被害ないと確認 引き続き状
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 3

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 4

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 5

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 6

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 7

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 8

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 9

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 10

    紅麴サプリ問題を「規制緩和」のせいにする大間違い.…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中