コラム

私的邦画論 森達也
私的邦画論 森達也

冷酷で優しい『永い言い訳』は女性監督の強さ故か

<破調と乱調、これが随所にちりばめられている。相反する要素を絡み合わせて物語に紡ぎあげるのは、二律背反を身のうちに抱え込む西川美和ならでは>

2020.11.20
私的邦画論 森達也

小津安二郎の『東京物語』はイメージよりもエグイ......でもやっぱり窮屈

<大学の映画サークル時代、半ば義務感で観た『東京物語』の内容はほとんど記憶に残っていなかった。つまり「刺さらなかった」のだが、40年近く過ぎ

2020.11.12
私的邦画論 森達也

『絞死刑』は大島渚だから撮れた死刑ブラックコメディー

<実際に起きた小松川高校事件を題材にしているが、全体のトーンはスラップスティックなブラックコメディー。映画を通して国家権力と闘い続けた大島渚

2020.11.06
私的邦画論 森達也

1人の男と2人の女、突き放される3人の子供 本当の「鬼畜」は誰なのか

<既に大女優の地位にいた岩下志麻と小川真由美がとんでもない悪女を演じ、おどおどと言い返せない小心者には緒形拳。政治家は組閣のときに気安く言う

2020.11.02
私的邦画論 森達也

ロマンポルノの巨匠が紡ぐ『(秘)色情めす市場』は圧倒的な人間賛歌

<監督の田中登は絶対に生を否定しない。あいりん地区の季節労働者たちと娼婦の主人公。登場する女や男たちはとにかく生きることに前向きで...>

2020.10.15
私的邦画論 森達也

「反日映画」と呼ばれても... 復讐劇『アジアの純真』は萎縮も忖度もしない

<チマチョゴリを着た女子高生と思いを寄せる主人公。通学途中に若い男たちに刺殺されてしまう彼女には双子の妹がいた。報復を決めた妹と主人公の男子

2020.10.13
私的邦画論 森達也

90年代渋谷の援交を描く庵野秀明監督『ラブ&ポップ』の圧巻のラスト

<『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』監督の庵野が初めて手掛けた実写映画。トパーズの指輪が欲しい女子高生と奇妙な性癖の男たち。何かを欲

2020.10.09
私的邦画論 森達也

無様なのにキラキラ輝く『ばかのハコ船』は原石のよう

<観終わった僕は打ちのめされた。とんでもない映画を観てしまった、と。明確な起承転結はないし山場もない。だけど映画でしかありえない作品だ> 「

2020.10.06
私的邦画論 森達也

虚と実が融合する『仁義なき戦い』は何から何まで破格だった

<フィックスでの撮影が前提だったなか、カメラワークは手持ちブン回し。とにかくリアルな悪党面した俳優陣。現役ヤクザの演技指導──。あまりにメジ

2020.10.01
私的邦画論 森達也

昭和天皇の写真を焼き、その灰を踏みつける──『遠近を抱えた女』を直視したなら

<「あれだけは許せない」と多くの人が怒った。焼くという行為は「侮蔑」か「昇華」か。判断は観た側に委ねられる> 「あいちトリエンナーレ」の展示

2020.09.25

MAGAZINE

特集:BTSが変えた世界

2020-12・ 1号(11/25発売)

常識を覆して世界を制した「現代のビートルズ」── 彼らと支える熱狂的ファン「ARMY」との特別な絆

人気ランキング

  • 1

    次期米国務長官から「車にはねられ、轢かれた犬」と見捨てられたイギリス

  • 2

    「燃える水道水」を3年間放置した自治体を動かした中国の証拠動画

  • 3

    中国政府、少数民族弾圧はウイグルに留まらず 朝鮮族の学校からハングルを抹消へ

  • 4

    スタートした政権移行作業、トランプはどうして認め…

  • 5

    ビルボード1位獲得のBTS──ダイナマイトな快進撃の舞…

  • 6

    オバマ回顧録は在任中の各国リーダーを容赦なく斬り…

  • 7

    麻生大臣はコロナ経済対策を誤解している?「給付金…

  • 8

    グラミー賞ノミネートのBTSとその音楽がこんなにも愛…

  • 9

    11月13日、小惑星が地球に最も接近していた......

  • 10

    バイデンとの関係に苦慮する文在寅政権

  • 1

    女性陸上アスリート赤外線盗撮の卑劣手口 肌露出多めのウェア着ている選手が悪いのか?

  • 2

    米爆撃機2機が中国の防空識別圏に異例の進入

  • 3

    オーストラリアが打ち砕く、文在寅に残された「たったひとつの希望」

  • 4

    【オバマ回顧録】鳩山元首相への手厳しい批判と、天…

  • 5

    やはり、脳と宇宙の構造は似ている......最新研究

  • 6

    大統領選の「トランプ爆弾」不発に民主党はがっかり…

  • 7

    次期米国務長官から「車にはねられ、轢かれた犬」と…

  • 8

    11月13日、小惑星が地球に最も接近していた......

  • 9

    中国政府、少数民族弾圧はウイグルに留まらず 朝鮮族…

  • 10

    オバマ回顧録は在任中の各国リーダーを容赦なく斬り…

  • 1

    アメリカ大統領選挙、郵政公社がペンシルベニア州集配センターで1700通の投票用紙発見

  • 2

    半月形の頭部を持つヘビ? 切断しても再生し、両方生き続ける生物が米国で話題に

  • 3

    アメリカを震撼させるオオスズメバチ、初めての駆除方法はこれ

  • 4

    女性陸上アスリート赤外線盗撮の卑劣手口 肌露出多…

  • 5

    アメリカ大統領選挙、ペンシルベニア州裁判所が郵便投…

  • 6

    事実上、大統領・上院多数・下院多数が民主党になる…

  • 7

    世界のワクチン開発競争に日本が「負けた」理由

  • 8

    米爆撃機2機が中国の防空識別圏に異例の進入

  • 9

    トランプでもトランプに投票した7000万人でもない、…

  • 10

    オーストラリアが打ち砕く、文在寅に残された「たっ…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!