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トルコ11月製造業PMIは改善、節目割れ続くも9カ月ぶり小幅縮小

2025年12月02日(火)10時17分

[イスタンブール 1日 ロイター] - イスタンブール商工会議所とS&Pグローバルが1日発表した11月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.0と、10月の46.5から上昇した。好不況の分かれ目である50を引き続き下回ったものの、縮小ペースは2月以来最も緩やかになった。

企業が需要低迷に適応し、生産は9カ月ぶりの小幅な減少となった。新規受注は減速し、新規輸出受注は一段と落ち込んだ。一部の企業は国際価格競争を課題に挙げたという。

ただ、投入コストは約1年ぶりの低い伸びとなり、インフレ圧力が緩和した。

雇用水準は3月以来最も小幅な低下となり、生産と新規受注の鈍化を反映した。

一方、購買活動は大幅に減少し、購入品と完成品の在庫も減少幅が拡大した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミクスディレクター、アンドリュー・ハーカー氏は「より穏やかなインフレ環境が11月のトルコ製造業を後押しした。投入コストと販売価格の上昇率は年初来最も緩やかで、主要変数の鈍化も緩やかだった。この数字から、年末にかけて製造業の業績改善に希望が出てきた」と述べた。

ロイター
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