金利見通しへのリスク均衡、現行水準は中立下回る=NZ中銀総裁
Lucy Craymer
[オークランド 27日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中央銀行)のホークスビー総裁は27日、景気減速の影響など、金利政策の見通しには依然としてリスクが残るとの見解を示した。
ロイターのインタビューで、下振れリスクは過度の警戒感が来年まで続き、回復が鈍化し、インフレ圧力が弱まることだと指摘。
同時に「政策金利は大幅に引き下げられており、景気回復がより急速かつ力強くなる可能性もある」と述べた。
NZ中銀は26日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を0.25%ポイント引き下げ、2022年半ば以来の低水準となる2.25%とした。ただ景気が回復しつつあると指摘し、現行の緩和サイクル終了を示唆した。
ホークスビー氏は現在の政策金利の水準について、中銀が中立的と見なす2.5─3.5%のレンジを下回っているとし、金融政策委員会は金利が「景気刺激的」だという確信を強めていると述べた。「効果が波及しつつある」との見方も示した。
NZ中銀は来月1日にアンナ・ブレマン氏が新総裁に就任する予定で、26日はホークスビー氏にとって退任前最後の政策決定会合となった。
ホークスビー氏は、経済と金融政策は良好な状態にあり、中銀職員は優秀で経験豊富だと強調した。ただ、特に米国などで中銀の独立性が損なわれつつあるとして、各国中銀が直面する課題にも言及。こうした動きが広がれば、世界的にインフレや財政政策が従来ほど統制されなくなる恐れがあるため、重要な問題だと述べた。





