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米軍、太平洋で麻薬密輸船を再び攻撃 3人死亡

2025年11月17日(月)09時20分

米国防総省本庁舎。2020年10月9日、米バージニア州アーリントンで撮影。REUTERS/Carlos Barria

Joseph Tanfani

[16日 ロイター] - 米国防総省は16日、東太平洋で麻薬密輸に関与したとされる船舶を米軍が15日に攻撃し、乗っていた3人が死亡したと発表した。

米南方軍はソーシャルメディアへの投稿で「(攻撃された船が)違法薬物の密輸に関与し、既知の密輸ルートを航行しており、薬物を積載していたことを情報当局が確認した」と説明。攻撃当時、船舶は公海上を航行していたという。

米軍による麻薬密輸船への攻撃は9月初め以降で21件目。国防総省の集計では、これまでに80人以上が死亡している。米国の議員や人権団体、同盟国からは攻撃の合法性に疑問の声が上がっている。

また、ルビオ国務長官は16日、麻薬組織「カルテル・デ・ロス・ソレス」を「外国テロ組織」に指定すると発表した。米国内で同組織に物質的な支援を提供すれば犯罪となる。

トランプ政権は、ベネズエラのマドゥロ大統領がカルテル・デ・ロス・ソレスを率いていると主張しているが、マドゥロ氏は米国の主張を否定している。

米国はマドゥロ政権に対する軍事行動を検討しており、カリブ海に軍艦、戦闘機、原子力潜水艦を配備している。

ロイター
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