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COP30、先住民デモ隊と警備隊が会場入り口で衝突

2025年11月12日(水)09時56分

写真は先住民のデモ参加者。11月11日、ブラジルのベレンで撮影。REUTERS/Anderson Coelho

[ベレン(ブラジル) 11日 ロイター] - ブラジル北部ベレンで開かれている国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)会場の入り口で11日、会場に入ろうとする数十人の先住民のデモ隊と警備隊が衝突した。

デモ隊はCOP30会場への入場を要求。警備隊はテーブルを使って入り口を封鎖し、デモ隊を押し戻した。ロイターは、衝突でデモ隊に負傷者が出たことを確認した。

デモ隊は警備隊との衝突後に退散した。デモ隊はベレンへ向けて行進を続けていた。

警備隊はデモ隊との衝突を受けて、COP30の出席者に混乱が収拾するまで会場内で待機するよう要請していたが、その後、会場からの退出を認めた。

数十人の先住民指導者は今週、COP30の協議に参加するため船でベレンに到着。森林の管理方法を巡る発言権の拡大を求める計画だった。

先住民指導者の1人は11日、ロイターに対し、先住民の多くは森林地帯で進められている工業開発プロジェクトに困惑していると主張。ブラジル政府に対し、アマゾンの熱帯雨林を保全するため先住民に公的な権限を与えるよう求めた。

ロイター
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