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シカゴの不法移民摘発責任者、今後は南部地域へ異動か

2025年11月12日(水)07時54分

グレゴリー・ボビオ氏。6月にカリフォルニア州ロサンゼルスで撮影。REUTERS/Aude Guerrucci

Ted Hesson

[ワシントン 11日 ロイター] - トランプ米政権が進める不法移民取り締まりの一環として、中西部イリノイ州シカゴで強制摘発の指揮をしてきた税関・国境警備局(CBP)幹部のグレゴリー・ボビオ氏が、今後南部地域に異動するとの情報が浮上している。

複数の当局者によると、次の任地はノースカロライナ州シャーロットで、さらに年内にルイジアナ州ニューオリンズに向かう予定だ。

いずれも野党民主党に属するシャーロットとニューオリンズの市長はコメント要請に回答がなかった。

シャーロットやニューオリンズで不法移民摘発がある程度の規模で行われるかどうかは現段階で分かっていない。CBPを傘下に置く国土安全保障省の報道官は、シカゴでの摘発を中止するつもりはないが、別の都市で実施する可能性についてはコメントを拒否した。

トランプ氏は民主党の首長がいるシカゴやロサンゼルス、首都ワシントンなどを標的として不法移民摘発を強化している。

シカゴでは9月以降、ボビオ氏による指揮の下で移民の拘束が増加。ただ民主党や地元住民の一部からは、催涙ガスの使用などに対して過剰な権限行使だと批判する声が出ている。

ロイター
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