トランプ氏、ナイジェリアでの軍事行動を警告 キリスト教徒の扱い巡り
トランプ米大統領(写真)は1日、西アフリカのナイジェリアがキリスト教徒殺害取り締まりに失敗した場合の「迅速な」軍事行動の可能性に備えるよう国防総省に指示したと明らかにした。大統領専用機上で10月31日撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)
Andrea Shalal Camillus Eboh
[ワシントン/アブジャ 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、西アフリカのナイジェリアがキリスト教徒殺害取り締まりに失敗した場合の「迅速な」軍事行動の可能性に備えるよう国防総省に指示したと明らかにした。
自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」で、ナイジェリアへの全ての援助と支援を直ちに停止するとも述べた。
米国が軍隊を派遣した場合には「このような恐ろしい残虐行為を犯している『イスラム・テロリスト』を完全に一掃するために」行動すると記した。ナイジェリアでのキリスト教徒に対する扱いについて具体的な証拠は示さなかった。
トランプ氏はナイジェリアを「信用を失った国」と呼び、同国政府は迅速に行動しなければならないと警告した。
ナイジェリア政府は今のところ反応を示していない。
ヘグセス米国防長官はXに「『戦争省』は行動に備えている」と投稿。「ナイジェリア政府がキリスト教徒を保護するか、このような恐ろしい残虐行為を犯している『イスラム・テロリスト』をわれわれが殺すか、どちらかだ」と述べた。





