トランプ氏、シカゴ治安巡り反乱法発動を再び警告 郊外に州兵集結
トランプ米大統領は7日、反乱法の発動を巡り明言を避けた。ホワイトハウスで9月撮影(2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
Emily Schmall Andrea Shalal Joseph Ax
[シカゴ 7日 ロイター] - トランプ米大統領は7日、シカゴの治安を巡り、反乱法の発動を改めて警告した。
大統領執務室で記者団から反乱法の発動予定について聞かれると、「ご存じの通り、シカゴは犯罪の多い都市だ。知事が職務を遂行できないのであれば、われわれがやる」と述べた。
トランプ氏は6日、自身が承認したシカゴへの州兵派遣を阻止するため、米中西部イリノイ州とシカゴ市が提訴したことを受け、裁判所による派遣制限を回避する手段として反乱法を発動すると警告していた。
7日には数百人のテキサス州兵がシカゴ郊外の陸軍施設に集まっているのが確認されている。
シカゴなどでのトランプ大統領の移民政策を巡る抗議デモは、地元当局によればおおむね平和的で規模も限定的なものであり、トランプ氏が主張する「戦場」状態からはほど遠い。





