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7日の親パレスチナ団体抗議活動は「無神経」、豪NSW州首相が批判

2025年10月07日(火)14時50分

Renju Jose

[シドニー 7日 ロイター] - 豪ニューサウスウェールズ(NSW)州のミンズ首相は、7日に親パレスチナ団体が州内に位置するシドニー近郊で抗議イベントを計画していることを批判した。この日は、1200人のイスラエル人が死亡し、パレスチナ自治区ガザでの壊滅的な戦争につながったパレスチナのイスラム組織ハマスによる攻撃から2周年となる。

イベントは「スタンド・フォー・パレスチナ」オーストラリア支部が、7日夜にシドニー近郊のバンクスタウンで「殉教者たちに栄光を」と銘打って行う計画という。

ミンズ氏はラジオ局2GBに対し、「最悪のタイミングで、驚くほど無神経だ」と発言。

「ガザの善良なパレスチナ民間人に対する懸念があることは理解しているが、それを7日に行うことは、ガザで暮らす人々の状況ではなく、ハマスのテロリストらによる行為を称賛するもののように思える」と述べた。

イベントで講演する予定のパレスチナ人活動家で弁護士のラミア・アブド・スルタン氏は、パレスチナ人は沈黙を強いられ、愛する人を悼んだり悲しんだりすることを許されていないと訴える動画を同団体のインスタグラムアカウントに投稿。「オーストラリアの首相は、過去2年間に亡くなった数千人のパレスチナ人を完全に無視することを決めた」と述べた。

ロイター
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