バチカン、聖年のＬＧＢＴ主催行事を日程掲載 「支持ではない」

バチカン（ローマ教皇庁）は、２０２５年のカトリックの聖年に向け、ＬＧＢＴら性的少数者の信者が主催するイベントを公式オンラインカレンダーに組み入れた。写真は１０月２０日、バチカンで撮影（２０２４年　ロイター/Guglielmo Mangiapane）

Joshua McElwee

［バチカン市　６日　ロイター］ - バチカン（ローマ教皇庁）は、２０２５年のカトリックの聖年に向け、ＬＧＢＴら性的少数者の信者が主催するイベントを公式オンラインカレンダーに組み入れた。

聖年にはローマに約３２００万人の観光客が訪れ、数百のイベントが計画されている。

カレンダーには、教会のＬＧＢＴ受け入れを目指すイタリアのグループ「ラ・テンダ・ディ・ジョナータ」が９月に予定している巡礼も掲載された。

バチカン当局者はロイターに、日程に入ったことがイベントへの支持を意味するわけではないと説明。主催する福音宣教部門の広報担当者は「これらは資金提供を受けた活動ではない」と述べた。

聖年は通常２５年に一度行われ、今回は１２月２４日のクリスマスイブから２６年１月６日までとなる。

ローマ教皇フランシスコは、ＬＧＢＴコミュニティーを受け入れる姿勢を示していることで知られ、司祭が個別対応として同性カップルを祝福することを許可している。