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国連、UNRWAの代替組織置く「義務ない」 イスラエルに伝達

2024年11月07日(木)09時07分

 11月6日、イスラエルが国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)との協力関係解消を決めたことを受け、国連のラトレイ事務総長官房長は、UNRWAのパレスチナ自治区ガザやヨルダン川西岸での活動を担う代替組織を置く義務は国連側にないとイスラエルに伝えた。写真はUNRWAが配布した支援物資を運ぶパレスチナ人。4日、ガザ地区中部のデイル・アルバラで撮影(2024年 ロイター/Ramadan Abed)

Michelle Nichols

[国連 6日 ロイター] - イスラエルが国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)との協力関係解消を決めたことを受け、国連のラトレイ事務総長官房長は、UNRWAのパレスチナ自治区ガザやヨルダン川西岸での活動を担う代替組織を置く義務は国連側にないとイスラエルに伝えた。

イスラエルの外交担当高官に送った書簡の抜粋をロイターが確認した。国連として代替組織を置く余力もないとした。

国連はガザとヨルダン川西岸をイスラエルの占領地と見なす。国際人道法は占領地の支配者が困窮している人々のための救済事業に同意して協力し、食料、医療、公衆衛生の基準を確保する義務があると定めている。

イスラエルの国連代表部はこの書簡についてコメントの求めに応じていない。

イスラエルのダノン国連大使は6日に開かれたUNRWAに関する国連総会で、「UNRWAは失敗という一言で定義できる」と批判し、「他で補えないとするのは馬鹿げている」と強調した。

ロイター
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