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ブラジル中銀総裁、独立性「非常に重要」 ルラ氏批判に反論
2023年02月08日(水)09時53分
2月7日、ブラジル中央銀行のカンポス・ネト総裁は、中銀の独立性を守る姿勢を強めた。写真は2022年5月、ブラジリアで撮影(2023年 ロイター/Adriano Machado)
[ブラジリア 7日 ロイター] - ブラジル中央銀行のカンポス・ネト総裁は7日、中銀の独立性を守る姿勢を強めた。左派のルラ大統領らは、インフレの動向を踏まえれば同国の金利は高すぎると批判している。
カンポス・ネト総裁はマイアミのイベントで、中銀の独立性は金融政策を政治のサイクルから切り離すため「非常に重要だ」と強調し、独立性が高いほど金融政策の効率が高まるとの見方を示した。
ルラ氏は同日、報道関係者との朝食会で、中銀との「議論」や「混乱」は望まないが、カンポス・ネト氏は議会に説明を行う必要があると発言。ニュースサイト「ブラジル247」によると、「中銀の独立性で何かが変わる、改善すると考えていた人々は、その価値があったかどうか考えるべきだ」と述べた。
左派の社会主義自由党(PSOL)議員らは、中銀の金利政策について説明を求めるためカンポス・ネト総裁を召喚するよう下院に要請した。中銀の独立性を撤回する法案を週内に提出する方針も示した。
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