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官僚の長時間労働是正は重要、国会対応の改善必要=松野官房長官
1月25日、松野博一官房長官(写真)は午前の記者会見で、国家公務員の長時間労働の要因にも指摘される答弁作成などの国会対応業務について、改善を図る努力が必要だとの見解を示した。写真は都内で2021年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon )
[東京 25日 ロイター] - 松野博一官房長官は25日午前の記者会見で、国家公務員の長時間労働の要因にも指摘される答弁作成などの国会対応業務について、改善を図る努力が必要だとの見解を示した。
松野官房長官は「国家公務員の働き方改革は緊急の課題で、優秀な人材の確保にもつながる」と述べ、長時間労働の是正は極めて重要と指摘した。その上で国会対応業務は「職員の負担感が大きい業務の一つ」とし、国会議員からの質問通告の早期化や連絡のオンライン化は答弁の質を高めるほか、「政府としても答弁作成の効率化などにより、国会対応業務の改善を図る努力が必要」と語った。
内閣人事局が20日に公表した昨年の臨時国会を対象とした実態調査によると、予算などの委員会質疑では、委員会前日に最終答弁作成の着手可能時刻は平均で午後7時54分、すべての答弁作成の完了時刻は当日の午前2時56分、答弁作成に要した時間は平均7時間02分(土日祝日除く)だった。