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クロアチア、シェンゲン協定参加へ ルーマニアとブルガリアは見送り

2022年12月09日(金)06時16分

欧州各国の出入国審査を撤廃したシェンゲン協定に、2023年からのクロアチアの参加が承認された。参加は27カ国目となる。2020年5月撮影(2022年 ロイター/Stringer/File Photo)

[ブリュッセル/ブレガナ(クロアチア) 8日 ロイター] - 欧州各国の出入国審査を撤廃したシェンゲン協定に、2023年からのクロアチアの参加が承認された。参加は27カ国目となる。

一方、同様に参加を申請していたブルガリアとルーマニアについては、不法移民の増加を懸念するオーストリアなどが反対し、見送りとなった。両国は再申請する方針を示した。

ヨハンソン欧州委員(内務担当)はクロアチアの参加を歓迎するコメントを発表。同時に「ルーマニアとブルガリアの市民は、シェンゲン協定の正式参加国となり、自由な移動ができるようになるにふさわしい。私は両国の国民と同じように失望している」とも述べた。

オーストリアのカルナー内務相は、安全保障上の懸念からルーマニアとブルガリアの参加に反対したと明らかにした。

ロイター
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