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ロシアの核使用リスク、現時点で低下 国際的圧力で=独首相
2022年12月08日(木)10時11分
12月8日、ドイツのショルツ首相は、ウクライナ戦争でロシアのプーチン大統領が核兵器を使用するリスクについて、国際社会が圧力をかけたことで低下したとの認識を示した。ハンブルクで4日撮影(2022年 ロイター/Fabian Bimmer)
[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツのショルツ首相は、ウクライナ戦争でロシアのプーチン大統領が核兵器を使用するリスクについて、国際社会が圧力をかけたことで低下したとの認識を示した。独メディア「フンケ」が8日公表したインタビューで述べた。
残忍な戦争が続いているが、現時点で一つ変化があった点として「国際社会がレッドライン(越えてはならない一線)を引いたことを受け、ロシアは核兵器使用の脅しをやめた」と指摘した。
プーチン大統領は7日、核戦争のリスクが高まっているとする一方、ロシアは核兵器を自衛のための抑止力と見なしており、「正気は失っていない」と述べた。
フンケのインタビューは5日に行われた。
ショルツ氏は、ロシアとの間には深い溝があるものの、対話を続けることが重要だと強調。プーチン氏が戦争を停止する必要があるが、その後に欧州の軍縮についてロシアと協議する用意があると述べた。
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