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シリア南部で異例の反政府デモ、市民と警官双方に死者か
2022年12月05日(月)07時28分
12月4日、シリア南部スワイダで、経済悪化や物価高騰などを巡る政府の対応に怒りを募らせたデモの参加者らが県知事公舎に乱入して警察側と衝突し、死者が出たもようだ。映像はソーシャルメディアに投稿された動画の一場面(2022年 ロイター/Suwayda 24)
[アンマン 4日 ロイター] - シリア南部スワイダで4日、経済悪化や物価高騰などを巡る政府の対応に怒りを募らせたデモの参加者らが県知事公舎に乱入して警察側と衝突し、死者が出たもようだ。
これに先立ち200人を超える人々が公舎周辺に集まり、「アサド大統領を倒せ」などと大声で連呼。シリアのアサド政権の支配地域で政府への抗議行動は厳しく取り締まられており、こうしたデモが起きるのは極めて異例だ。
国営メディアは、数十人の「無法者」が知事公舎に突入して書類や公文書を燃やしたと報道した。シリア内務省は、彼らは市の警察本部も占拠しようとして、阻止しようとした警官の1人が死亡したと発表した。
地元紙の編集者はロイターに銃撃戦があったと語った。市の病院関係者によると、治療を受けていた市民1人が亡くなったという。
スワイダはイスラム教少数派のドルーズ派が多く暮らしている。
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