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バイデン氏、OPECプラスの決定に「失望」 代替策を模索
バイデン米大統領は6日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の大幅減産決定に失望しており、米国は代替策を模索すると表明した。写真は10月4日、ホワイトハウスで会合に出席するバイデン大統領(2022年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[ワシントン 6日 ロイター] - バイデン米大統領は6日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の大幅減産決定に失望しており、米国は代替策を模索すると表明した。
OPECプラスは5日の閣僚級会合で、11月から日量200万バレルの減産を実施することで合意。減産幅は世界需要の2%に相当し、2020年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)以来、最も大幅なものとなる。米国は大幅な減産を行わないよう働きかけていた。
バイデン大統領は記者団に対し「われわれにどのような代替策があるか模索している」とし、「多くの代替策があるが、まだ決定していない」と語った。
7月の中東歴訪の一環でサウジアラビア訪問を後悔しているかという質問に対しては、訪問の目的が石油ではなく中東やイスラエルに関するものだったとしつつも、「OPECプラスの決定に失望している」と述べた。