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カナダ、10月からコロナ巡る移動規制を撤廃 ワクチン接種率上昇
カナダ政府は9月26日、航空機や鉄道利用時の新型コロナウイルスワクチン接種やマスク着用義務など、感染抑制のための規制を10月1日から全面撤廃すると発表した。トロントの空港で2020年6月撮影(2022年 ロイター/Carlos Osorio)
[オタワ 26日 ロイター] - カナダ政府は26日、航空機や鉄道利用時の新型コロナウイルスワクチン接種やマスク着用義務など、感染抑制のための規制を10月1日から全面撤廃すると発表した。
この決定は、カナダにおけるワクチン接種率の高さと、より新しいワクチンの入手や治療が実現してきたことや、最新の感染の波がピークを過ぎたとデータで示されたことが背景という。
デュクロ保健相は「カナダ国民が真剣に接種を受けてくれたことにより、国境規制を安全に解除できる段階に達した」と述べた。
一方、政府は必要が生じれば再度規制を導入する用意があると言明。「規制の再導入はもとより望んでいないが、カナダ人の安全を保護しなければならない」と述べた。
10月1日から、カナダ国民かどうかににかかわらず、入国者はアプリ「ArriveCAN」を通じた健康状況の報告やワクチン接種証明が不要となる。さらに、航空機や鉄道利用時のマスク着用義務、客船の乗客と乗務員に対するワクチン接種や検査義務も撤廃される。