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ロシア、ウクライナが原発で挑発計画と主張 砲撃続けば停止も
8月18日、 ロシア国防省はグテレス国連事務総長のウクライナ訪問中にもかかわらず、ウクライナ軍が同国南部ザポロジエ原発で「挑発」を計画していると非難した。同原発で4日撮影(2022年 ロイター/Alexander Ermochenko)
[モスクワ/キーウ(キエフ) 18日 ロイター] - ロシア国防省は18日、ウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所で人為的な核の災害リスクを警告し、ウクライナ軍が19日に同原発で「挑発」を計画していると主張した。国連のグテレス事務総長は18日にウクライナ西部リビウでゼレンスキー大統領、トルコのエルドアン大統領と会談する。
ザポロジエ原発は、ロシア軍の管理下にある。
ロシア国防省報道官は会見で、原発施設の安全を確保する措置を取っていると説明し、原発およびその周辺に重火器を配置していないと述べた。
ザポロジエ原発は過去数週間、繰り返し砲撃を受けており、ロシアとウクライナは互いに非難している。
ロシア国防省は、ウクライナ軍の砲撃が続けば、原発が停止する可能性があると指摘した。
ロシア軍の放射線・化学・生物学防護部隊の幹部は会見で、砲撃でザポロジエ原発の予備の支援システムが損傷したと説明。事故が発生すれば、放射性物質がドイツ、ポーランド、スロバキアに及ぶことになると述べた。
ウクライナの軍情報機関は18日、ロシアが19日にザポロジエ原発で何らかの「挑発行為」を行う準備をしていると非難した。