ニュース速報
ワールド
豪首相がモリソン氏非難、コロナ禍にひそかに閣僚兼務
2022年08月16日(火)12時12分
オーストラリアのアルバニージー首相は16日、モリソン前首相が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で複数の閣僚の役割をひそかに担っていたことについて「民主主義を損ねた」と非難した。写真はシドニーで5月に撮影したモリソン氏(2022年 ロイター/Mick Tsikas)
[シドニー 16日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は16日、モリソン前首相が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で複数の閣僚の役割をひそかに担っていたことについて「民主主義を損ねた」と非難した。
この問題に関する首相府の調査後、アルバニージー氏は記者団に対し、モリソン氏が2020年3月に保健相と財政相、21年5月に内相と財務相、同年4月に資源相のポストを兼務するようになったと明らかにした。
「モリソン政権がこれらの人事を国民に隠していたことは全く異常だ」と述べた。
アルバニージー氏はこの問題で22日に当局から法的助言を受ける。
モリソン氏はこの日、自身の閣僚ポスト兼任を内閣が把握していなかったことについて「前例のない時期」だったとし、そうした権限はセーフガード(安全措置)の役割を果たしたと弁明した。
今、あなたにオススメ
新着