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IAEAのザポロジエ原発査察、キーウ経由は危険過ぎる=ロシア
ロシア外務省のビシュネベツキー不拡散・軍備管理局次長は、IAEAがウクライナ南東部のザポロジエ原子力発電所を査察する場合、危険が大き過ぎるため首都キーウ(キエフ)を経由することはできないと述べた。ロシアの複数の通信社が16日報じた。写真はキーウの上空に煙が立ち上る様子。7月28日撮影(2022年 ロイター/Vladyslav Sodel)
[16日 ロイター] - ロシア外務省のビシュネベツキー不拡散・軍備管理局次長は、国際原子力機関(IAEA)がウクライナ南東部のザポロジエ原子力発電所を査察する場合、危険が大き過ぎるため首都キーウ(キエフ)を経由することはできないと述べた。ロシアの複数の通信社が16日報じた。
RIA通信によると、ビシュネベツキー氏は記者団に対し「キーウを経由するというのは、最前線を通って原発に行くということだ」と指摘。「ウクライナ軍は全て同じように構成されているわけではないため、これは大きなリスクだ」と述べた。
国連のデュジャリック報道官は15日、ロシアとウクライナの双方が合意すれば、国連はIAEAによる原発査察を支援できると述べた。
タス通信によると、ビシュネベツキー氏は、IAEAが代表団を派遣しても、ウクライナが求める原発の非軍事化に対応する権限はないとも述べた。