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トランプ氏弁護士、6月に機密資料返却と表明=NYT
8月13日、トランプ前大統領のフロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」から米連邦捜査局(FBI)が機密文書を押収した件を巡り、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、トランプ氏の弁護士が6月に、マールアラーゴで保管されていた機密資料を全て政府に返却したとする文書に署名していたと伝えた。写真は押収された箱・書類のリスト。ウエストパームビーチで12日撮影(2022年 ロイター/Jim Bourg)
[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ前大統領のフロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」から米連邦捜査局(FBI)が機密文書を押収した件を巡り、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は13日、トランプ氏の弁護士が6月に、マールアラーゴで保管されていた機密資料を全て政府に返却したとする文書に署名していたと伝えた。機密文書に関する情報を完全に開示していなかった可能性を示唆するとしている。
FBIは8日にマールアラーゴを家宅捜索。米司法省は12日、最高機密と記された文書を含む11点の機密文書を押収したと発表した。
NYTによると、6月3日に司法省の国家安全保障部門トップのジェイ・ブラット氏がマールアラーゴを訪問し、トランプ氏の弁護士2人と機密情報の扱いについて協議した。ブラット氏の訪問後に声明が署名されたという。
司法省はコメントを控えた。
トランプ氏のスポークスマンは声明で、FBIの捜索は「前例のない不必要な強制捜索」で「民主党がでっち上げた魔女狩り」の一環だと批判した。NYTの報道内容は肯定も否定もしていない。