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外貨準備のドル比率、第1四半期は58%で横ばい ユーロは低下
2022年07月01日(金)08時37分
6月30日、国際通貨基金(IMF)が公表したデータによると、第1・四半期に各国が保有する外貨準備でドルの比率は58.8%となり、前四半期からほぼ変わらずだった。2月14日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)が30日に公表したデータによると、第1・四半期に各国が保有する外貨準備でドルの比率は58.8%となり、前四半期からほぼ変わらずだった。ドルは引き続き最大の外貨準備となっている。
一方、ユーロの比率は20%で、前四半期の20.6%から低下した。ユーロの比率は2009年に28%と過去最高を記録していた。
ソシエテ・ジェネラルの為替ストラテジスト、ケネス・ブルー氏は「ウクライナで起きたことを踏まえると、(IMFの)データは大きな驚きではない。ドルは強くなり、ユーロは弱くなった。この傾向は当面続く」との見方を示した。
第1・四半期に人民元の外貨準備に占める割合は2.8%で、前四半期から横ばいだった。円の割合は5.3%で、前期の5.5%から低下した。
世界の外貨準備総額は12兆5500億ドルで、前四半期の12兆9200億ドルから減少した。
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