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OPECプラス、8月も現行の増産ペース維持 9月以降は討議せず
2022年06月30日(木)23時03分
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は30日の閣僚級会合で、8月も現行の増産ペースを維持することで合意した。9月以降の方針を巡る討議は先送りした。2010年3月撮影(2022年 ロイター/Heinz-Peter Bader)
[ロンドン 30日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は30日の閣僚級会合で、8月も現行の増産ペースを維持することで合意した。9月以降の方針を巡る討議は先送りした。
OPECプラスは6月2日の閣僚級会合で、7月と8月の増産枠をそれぞれ日量64万8000バレルに引き上げることで合意。今回の会合でこの増産ペースを維持することを確認した。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け原油価格は上昇し、北海ブレント先物は3月に1バレル=139ドルを超え、2008年以来の高値を更新。その後は低下したものの、供給逼迫などを背景に現在でも115ドルを上回っている。
MUFJのイーサン・ホーマン氏は、OPECプラスの増産能力は乏しいと指摘。「供給不足に対する懸念が景気後退への懸念を上回っている」と述べた。
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