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米最高裁への支持低下、中絶巡る判決で=ロイター/イプソス調査
6月28日、人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めた「ロー対ウェイド判決」を覆す先週の判決を受け、米国民の半数以上が連邦最高裁判所に対して否定的な見方を抱いていることがロイター/イプソスの調査で分かった。米首都ワシントンで27日撮影(2022年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[ワシントン 28日 ロイター] - 人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めた「ロー対ウェイド判決」を覆す先週の判決を受け、米国民の半数以上が連邦最高裁判所に対して否定的な見方を抱いていることがロイター/イプソスの調査で分かった。
27─28日に実施した調査では、最高裁に否定的な見解を持つ人が57%、肯定的に見ている人が43%となった。
6月6─7日の調査では否定的な見解が48%、肯定的な見解が52%だった。
今回の調査では非常に否定的との回答が約27%と、今月初めの14%から増加した。
民主党支持層の間で最高裁に対する見方が一段と悪化したことが大きく影響している。
半年前と比べて最高裁に対する見方が悪化したとの回答は民主党支持層で60%に上ったのに対し、共和党支持層では23%だった。
イプソスが27─28日に実施した別の調査によると、中絶は全てあるいは大半のケースで合法であるべきと考えている人は約55%だった。