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ドイツ、天然ガス生産拡大へあらゆる選択肢模索を=エーオン
6月24日、ドイツのエネルギー大手エーオンのレオンハルト・ビルンバウム最高経営責任者(CEO)は、天然ガスの国内生産拡大に向け、禁止されているフラッキング(水圧破砕によるシェールガス採掘)を含め、あらゆる選択肢を模索する必要があるとの見解を示した。写真はドイツのエッセンで2016年6月撮影(2022年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツのエネルギー大手エーオンのレオンハルト・ビルンバウム最高経営責任者(CEO)は、天然ガスの国内生産拡大に向け、禁止されているフラッキング(水圧破砕によるシェールガス採掘)を含め、あらゆる選択肢を模索する必要があるとの見解を示した。
独誌ビルトシャフツボのインタビューで「状況を改善するためにあらゆる解決策をタブーなく模索しなければならない」と述べた。
独経済省は23日、ロシアからの供給減と価格高騰を受け、天然ガスに関する3段階の緊急計画で第2段階の「警報」を発令した。ただ、高騰するガス価格を消費者に転嫁する条項はまだ発動していない。
ビルンバウム氏は「われわれは国内でさらにガス田を開発することが可能かどうか自問自答しなければならない」と述べ、国内生産の最大化が解決策の一つで、他の代替案よりも環境に優しい可能性があるとの見方を示した。
ドイツでは主に非従来型のフラッキングが禁止されていることや自然保護法により新規掘削の許可獲得が困難なことから天然ガスと石油の生産が減少している。