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ウクライナ軍、東部最前線リシチャンスクから撤退迫られる恐れ=州知事
6月23日、ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は、ロシア軍との戦闘で現在最前線地帯となっている都市リシチャンスクから、ウクライナ軍が撤退を迫られる可能性があるとの見方を示した。写真はリシチャンスクで10日撮影(2022年 ロイター/Oleksandr Ratushniak)
[キーウ 23日 ロイター] - ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は23日、ロシア軍との戦闘で現在最前線地帯となっている都市リシチャンスクから、ウクライナ軍が撤退を迫られる可能性があるとの見方を示した。ロシア軍がリシチャンスクの南側に位置する2つの村を占領し、包囲される恐れが出てきたためだ。
ロシア軍が攻勢を強めているルガンスク州で、ウクライナ軍はなおリシチャンスクと要衝セベロドネツクの2カ所だけを保持して抵抗を続けている。両都市が陥落すれば、ロシア側が今回の戦争の主要目的の1つに掲げるルガンスク州の確保が達成されることになる。
ウクライナ軍の参謀総長は23日、リシチャンスクから約5キロ離れたロスクチフカとライオレクサンドリフカの失陥を認め、ロシア軍が同地でウクライナ軍の包囲を企てていると明かした。
ガイダイ知事は国営テレビで「包囲を逃れるため、わが司令部は部隊に新たな拠点への撤退を命じる可能性がある。リシチャンスクの全域がロシアの砲撃圏内に入っており、非常に危険な状態だ」と語った。
*動画を付けて再送します。