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米国防総省予算、バイデン氏の要求額超えへ 下院委が承認
米下院軍事委員会は22日、2023会計年度(22年10月─23年9月)の国防予算の大枠を決める国防権限法案(NDAA)の採決を行い、バイデン大統領が要求した過去最大の国防総省予算7730億ドルに370億ドル増額する案を可決した。写真はアンドルーズ空軍基地に到着するバイデン米大統領。14日撮影。(2022年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[ワシントン 22日 ロイター] - 米下院軍事委員会は22日、2023会計年度(22年10月─23年9月)の国防予算の大枠を決める国防権限法案(NDAA)の採決を行い、バイデン大統領が要求した過去最大の国防総省予算7730億ドルに370億ドル増額する案を可決した。
上院軍事委員会は既に大統領の要求額に対して450億ドル増額する法案を可決しており、少なくとも8100億ドルの予算が付く見通しとなった。
下院軍事委では民主党議員10数人が共和党議員とともに増額に賛成票を投じた。燃料コストの増加を賄うために25億ドル、ウクライナ支援に5億5000万ドルを手当てした。
バイデン氏は3月の予算教書で平時で過去最大となる8130億ドルの国防予算を要求。うち国防総省向けは7730億ドルだった。
昨年成立したNDAAの国防予算総額は7780億ドルで、バイデン氏の要求額を250億ドル上回った。