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中国製ワクチン、COVAX通じアフリカなどに出荷=WHO文書
2021年08月27日(金)00時58分
[ブリュッセル/ヨハネスブルク/ジャカルタ 26日 ロイター] - 中国製の新型コロナウイルスワクチン1億回分が、世界保健機関(WHO)が主導するワクチンの公平な供給を目的とした国際的枠組み「COVAX」を通じて来月末までに主にアフリカとアジアに出荷されることがWHOの文書で分かった。
7月29日付の文書によると、出荷されるのはシノバック・バイオテック(科興控股生物化学)製および中国医薬集団(シノファーム)製それぞれ5000万回分ずつで、出荷予定時期は「2021年7─9月」という。
途上国のワクチン普及を支援する国際組織「GAVIワクチンアライアンス」の広報担当者は、約1000万回分のシノファーム製ワクチンが8月中旬までに出荷されたと述べた。
ただ、中国製ワクチンの効果を巡る懸念もある。
COVAXによると、南アフリカには250万回分のシノバック製ワクチンが割り当てられているが、南アの保健当局者は「デルタ変異株に対する有効性について十分な情報がないほか、エイズウイルス(HIV)感染者に対するデータがない」とし、同社製ワクチンを受け入れることができないとした。
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