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ベラルーシの東京五輪コーチ2人、参加資格剥奪され帰国へ
8月6日、東京五輪のベラルーシ代表クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手への帰国強制に関わった同国の代表団関係者2人が、同大会の参加資格を剥奪され、帰国する見込みとなった。写真はワルシャワで会見に臨むツィマノウスカヤ選手、5日撮影(2021年 ロイター/Darek Golik)
[東京 6日 ロイター] - 東京五輪のベラルーシ代表クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手への帰国強制に関わった同国チームの陸上ヘッドコーチら2人が昨夜、同大会の参加資格証を剥奪され、選手村から退去した。国際オリンピック委員会(IOC)が6日、発表した。
IOCは声明で、東京に残っているベラルーシの五輪選手を守る観点から、昨夜にコーチ2人の参加資格証を剥奪したと説明。2人は選手村からの即時退去要請に応じ、すでに退去したという。
IOCによると、2人には今後、意見を述べる機会が与えられる。
IOCは、2人が同選手への帰国強制に関わったとして、2日前から懲戒手続きに着手していた。
東京五輪の陸上競技に参加予定だったツィマノウスカヤ選手(24)は1日、同氏の批判に怒ったコーチに帰国を命じられたが、空港で帰国便への搭乗を拒否し、日本の警察に保護を求めた。その後、ポーランド政府が人道的査証(ビザ)を発給し、4日に日本を出て、亡命先のポーランドに到着。現地で5日に夫と再会した。
ベラルーシ・オリンピック委員会は当初、同選手の心理状態に関する医師の助言に従ってコーチが選手の大会参加を見送ったと説明していた。6日時点で東京の同国五輪チームのコメントは得られていない。