ニュース速報

ワールド

東南アジア、新型コロナ感染の中心地に 各国で変異株猛威

2021年07月26日(月)16時27分

 7月26日 東南アジアで新型コロナウイルスが猛威を振るう中、フィリピンもデルタ株の拡大阻止に取り組んでおり、当局は23日に首都圏の規制を厳格化するとともにマレーシアとタイからの入国を禁止した。写真は7月21日、マニラのワクチン接種会場で撮影(2021年 ロイター/Eloisa Lopez)

[クアラルンプール 26日 ロイター] - タイが26日発表した新型コロナウイルス新規感染者数は2日連続で最多を更新、マレーシアは累計感染者数が100万人を超えた。感染力が強いデルタ株が猛威を振るっており、東南アジアは全世界の感染の中心地となっている。

タイ当局が26日発表した新規感染者数は1万5376人。累計感染者数は6600万人以上。

マレーシアは、25日発表の新規感染者数が1万7045人で累計感染者数が101万3438人と百万人を超えた。同国は1月から非常事態宣言下にあり、各地で医療が逼迫している。政府閣僚は26日、非常事態宣言を8月1日に期限をもって終了する方針を示した。

東南アジアで最大の人口を抱えるインドネシアは、累計の感染者が310万人を超え、死者は8万3000人に上る。政府は25日、感染拡大防止の為の規制の1週間延長を発表したが、経済の低迷を背景に一部措置を緩和した。

ベトナムでは、南部の商業都市ホーチミン市とその周辺を中心に感染が再び拡大。24日発表の新規感染者数は7968人と過去最多で、25日も7531人とそれに近い数となった。

ミャンマーでは6月以降、感染拡大が深刻となり、25日に発表された新たな死者は355人で最多となった。新規感染者は22日に6000人超を記録した。

フィリピンもデルタ株の拡大阻止に取り組んでおり、当局は23日に首都圏の規制を厳格化するとともにマレーシアとタイからの入国を禁止した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン、イスラエルへの報復ないと示唆 戦火の拡大回

ワールド

「イスラエルとの関連証明されず」とイラン外相、19

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、5週間ぶりに増加=ベー

ビジネス

日銀の利上げ、慎重に進めるべき=IMF日本担当
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ公式」とは?...順番に当てはめるだけで論理的な文章に

  • 4

    便利なキャッシュレス社会で、忘れられていること

  • 5

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 6

    「韓国少子化のなぜ?」失業率2.7%、ジニ係数は0.32…

  • 7

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 8

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 9

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 10

    あまりの激しさで上半身があらわになる女性も...スー…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 5

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 6

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 7

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 8

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 9

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中