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米、台湾にワクチン250万回分を供与 中国けん制へ予定の約3倍
6月19日 米国が台湾に供与する新型コロナワクチンが、当初の3倍以上となる250万回分になることがわかった。米政府高官がロイターに明らかにした。写真は台湾の蔡英文総統の支持者。2017年1月、中南米歴訪からの経由地、カリフォルニア州バーリンゲームで撮影(2021年 ロイターident Tsai Ing-wen during an stop-over after her visit to Latin America in Burlingame, California, U.S., January 14,
[ワシントン 19日 ロイター] - 米国が台湾に供与する新型コロナワクチンが、当初の3倍以上となる250万回分になることがわかった。米政府高官が19日、ロイターに明らかにした。
与するのはモデルナ製。もともと75万回分を予定していたが、中国の「ワクチン外交」をけん制する。20日晩に台北に到着する予定。
同高官は「政治、経済の状況に基づいてワクチンを提供するのではない。人命を救うことが目的だ」と述べた。
また「われわれのワクチンは条件付きではない」とし、台湾が国際市場でのワクチン入手で不公正な状況に置かれているとの認識を示した。
台湾は今年、独ビオンテックのワクチン購入計画が不調に終わった。台湾側は、中国からの圧力があったと主張している。