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子どもの大規模ワクチン接種、英専門家は当面見送り助言へ=報道
6月15日 英政府の諮問機関であるワクチン・予防接種合同委員会(JCVI)は、18歳未満を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、リスクに関するより多くのデータが得られるまで大規模接種を行わないよう助言する見通し。写真は6月5日、ロンドンで撮影。ロイター/Henry Nicholls)
[15日 ロイター] - 英政府の諮問機関であるワクチン・予防接種合同委員会(JCVI)は、18歳未満を対象とした新型コロナウイルスワクチンの接種を巡り、リスクに関するより多くのデータが得られるまで大規模接種を行わないよう助言する見通し。英紙テレグラフが15日に報じた。
15日に会合を開いたJCVIの専門家は、早ければ今週末にも公表する暫定的な見解を準備しているという。
ある政府関係者は同紙に対し「専門家らはどちらかに立場を固める前に米国などからのデータをさらに確認したいと考えている。現時点で最終決定はない。JCVIは子どもに接種する前にリスクと利点を検証したい考えだ」と述べた。
報道によると、委員会のメンバーは子どもの重症化例がまれなことを踏まえ、接種について倫理的な懸念も示したという。
英医薬品・医療製品規制庁(MHRA)は今月、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンの12─15歳への使用を承認したと発表。国のワクチン計画の一環で接種を行うかどうかはJCVIの決定次第としていた。